57. スイスの外科医の引退事情
1. 65歳が定年
昼食中に、日本人の医師はいつまで働くんだ?といわれました。
おおよそ多くの病院では65歳が定年であることを話し、だけどそのあとも働いている医師が多いことを伝えました。
Sommer先生は任期があと2年だそうです。
国の法律で、チーフ(Chefarzt、いわゆる部長)は65歳未満が務めること、と定められているのだそうです。
2. 65歳をこえたら、決定権はないコンサルタントとなる
Philippにそのあとも働く人はいるのかと聞いてみると、優秀な医師はSenior consultantとして若者にアドバイスする立場ではたらく人もいるとのこと。
おそらくSommer先生もそうなるんじゃないかとのことです。
ただ、チーフにはもうなれないのと、チーフの決断がすべてに優先されるので、senior consultantというのはものを決定する立場ではないんだって。
忘年会のときにSommer先生と話した時は、Kantonsspital GraubundenのChefarztは公募であり、有名病院の上級職なのでドイツやスイスから応募がくると思うができればPhilippが継いでくれるといいなぁとおっしゃっていた。
アルゲバー・ルーディ・ソマー、そしてスティルハード(PhilippはStillhardという名字である)と、このAOセンターは続いていくのだろうか。
ちなみにPhilippは58歳くらいでearly retireして人生楽しみたいよとのこと
そりゃスイスの給料だからできる話である(日本の整形外科医の3-5倍)