15. ネットワーク障害から始まった5日目 FNS+TFNA
1. 電波障害
朝4時に日本とWeb会議したときはWiFiつかえていたのですが
仮眠を取り始めたところ、急にPHSから変な音が
接続できなくなっている、、、
Wi-Fiもつながらない
病院のカンファでも、PACSが出ず進まない
秘書のMarcoがきてドイツ語でなにかしゃべっている
空気読んで、きっとシステムが落ちたんだろうと思った
サイバーアタックかと思ったが、どうやらそうではなかったらしい。
採血もX線も全部なにもできないようだ。
これはやばい。
ICUは紙運用になっていた。
もしTOKYOでこうなったらどうするんだ?と聞かれて、「紙運用だねぇ」と答えたら、TOKYOならなんか別の方法でなんとかしちゃうのかと思ったよ、とのこと。
そんなに日本はすごくない、紙カルテの病院もまだまだたくさん
2. ランチとFNS
午前中にシステムは復旧
今日のランチはシュニッツェルにフレンチフライ
あいかわらず高いが美味い
Michelitsch先生がみんなにふるまってくれたコーヒーブレイクをはさんで(先輩が後輩の分を出す文化は共通ですな)、大腿骨頚部骨折のOPへ
外反嵌入だが、前屈変形タイプで珍しい症例
Michelitsch先生的には、前屈方向だからBHAがいいかなぁと思っていたとのことだが
一昨日Sommer先生が、「高齢・認知症・併存症を考えるとこの人はBHAやめておきなさい」とアドバイスをくれたと
患者ごとにいろいろあるから治療法が変わるのは当然だけど、Sommer先生がいうことは必ず当たるから必ず従うようにしているとのこと。
昨日も、別チームが脾臓のOPをしていて、これは二次性の破裂があり得るから大変きをつけなさい、といいた患者が案の定破裂したと
Sommer先生は大変尊敬されているなぁと改めて感じた。
さて、OPはMichelitsch先生が後輩にやらせていた
うちではFNSをやっていないので、初めて見た
Sommer先生によると80例くらいやっていて、とってもよいと
スキー客が多いからか半数は若者であるとのこと
Mitchelitch先生によると、論文がacceptされたので、もう2,3週で成績が入った論文が出るよとのことである。
OPはつつがなく進んでいたが、ドリルが外側広筋を巻き込んだようだ。
ドリルスリーブがないんだね、油断せずホーマンでretractしましょう
Michelitsche先生は、センターのスクリューを入れた後、ジグの重みでプレートの位置がrotationしてへんなところに当たってしまうことがあるので、ARスクリューを入れる前に横止めを入れるようにしているとのことである
また、LHSではあるが、しっかり骨に乗せるのが大事だと思っているのでしっかり押し付けたいと
あと噛み込ませたいので、上記のおしつけるときにハンマーで叩いて骨片間の圧迫も可能な限りやっておくんだって
3.来週プレゼン
Sommer先生から木曜日に月1回、8:00から8:45までケースカンファやっていると
フェローが来たときは、希望する時間プレゼンしてくれてよいよとのことである
20分もらって、日本がどう、酒がどう、Hip fracture care in Japanで話すこととなった
あらかじめ、自己紹介スライドは作っていたのでHip fractureについて話そう
48時間以内のOP推奨について
Twinsについて
転子部の整復について(やるか悩ましい、一度Sommer先生と月曜辺りにはなしておきたい)
4.夜のTFNA
16時からのカンファで転子部骨折がいたので、聞いたところ今晩OPらしいとのこと
19時まで病院にいて、OP室いったところ麻酔科の先生が21時くらいかなぁと教えてくれた
ダンケである
うーん、今日はやべぇ手術をみた
MichelitschとSommer先生のどっしり落ち着いた感じで、めちゃめちゃしっかり透視みてチェックとは違うなぁ
よくできるORPがどっかにいっちゃったので、透視のお手伝いしてフェードアウトしてきました
透視はAPとTrue lateralしかみないんだね
5.明日
さぁ、明日は晴れるそうです。
Sommer先生からあんまり忙しくない時期だし、どっか行ってくるといいよと言われた
Hot spaすきだからBad RagazかSucolはどうかと聞いてみたら、Bad Ragazは最高だよとのこと
山もいいよと言われた
きっとグラウビュンデン州の山のことだと思うけど、再来週はSt.Moritzに行く予定にしてるから
ちょっと違うとこに行ってみようとおもいます