55. 15日目-1 論文相談+マンツーでAOコース(56で)+大腿骨頚部骨折G4+上腕近位4partMIPO
1. 論文の相談
朝に論文のことについて相談
Editorから、rejectだけど書き直してresubmitしてよときたものでずっとさぼっているものがあるのです。Reviewerから英語の表現を替えましょうと言われたのを、Sommer先生に相談。いくつか候補を見繕っていった。
この間、みんなの前で解説してもらったからコンセプトがわかるが、これは欧米人にとってはsomething newな考え方であり、Reviewerから指摘のあった表現のほうがよいと思われるとのこと。
下記がその時の記憶
日本人がよく使う表現は、英語としては意味不明でこんがらがってしまうようだ。
というわけで、そっちの表現に切り替えることにする。
で、なぜここに目をつけて、大事なのかはディスカッションに入れるべきだとアドバイスをもらったので、そのとおりにやってみようと思う。
というわけで、大幅書き直しである。何年かかってんだかわかんないけど、年内に投稿だ。
2. マンツーでAOコースを先取り体験
来週からAO Davos courseが開催される。
2週目はAO masters courseがあり、その中のTips courseというものがあるらしい。
Sommer先生のイチオシのコースとのこと。
長くなりそうなので次の投稿で
3. 夜から大腿骨頚部骨折G4&上碗近位4 part
今日はスキー外傷がきたようだ、保存でいける骨盤+鎖骨骨折と、若者の頚部骨折+上腕骨近位端骨折。
Sommer先生が今晩の担当ということで、一緒にやってきました。
私いなかったら、金曜の夜から一人でやるのか、、、
おそるべき62歳である。
まぁ、そんな感じには全く見えないよ。ごつくて。
まず、大腿骨頚部から
Garden IVかつほぼPauwels III、幸いclosedでそれなりの位置にもってこれたので、そのままFNSで固定。
最後はコンプレッションもかけて終了
AOのlegendがやってるんだ、最後に筋鉤のおしりをFNSの遠位端にあてて、ハンマーでたたいてコンプレッションかけるのは問題ないんだろう
だって、Sommer先生開発に関わってるレベルのひとだもん
ほんとにいいのか!
上腕近位は4partだが、転位は少ない
いつもどおりのやり方で、1時間ほどで終了
あいかわらず、いつもどおりの手技で早い
骨幹部はやや後方よりにimpactionしていたが、アライメント自体はとってもよいのでそのまま固定とした。
もしふらつくと、難しくなるが、骨膜剥離子で骨を感じて方向をチェック
剥離子とマニュアルで骨幹部の位置を調整して、咬み込ませつつK-wireで仮固定といった手技で整復することもあるよ、とのこと
ただその場合は手術の難易度が上がるね、と
上手だなぁ。
Sommer先生の使うPHILOSに似たプレートなので近位は5本、若者なので遠位は2本で終了