65. 18日目(水曜日) 撓骨遠位端骨折ORIF+上腕骨骨幹部骨折ORIF
1.撓骨遠位端骨折
午前はPhillipとMathiusが難しめのDRFをやっていたので見学
背側中央に大きめの陥没してインパクションした骨片があり、掌側からはアプローチできないところ
まず掌側からプレートを当てて壁にして
背側をあけてそこからおしこむ方針
EPLを露出して、その内外側で腱鞘ごとコンパートメントをネラトンで確保し、骨膜下に展開
2metaと橈骨骨幹部でディストラクターを使用して牽引
直視下に骨片を整復してK-wireで仮固定
橈側&背尺側のコラムプレートでバットレス、計3枚のプレートで固定
ちょっとメタメタしいなぁと思ってしまう
使っているプレートが古いVA-LCPなので、そこそこ遠位にせめて、いい位置にたくさんスクリューがはいるタイプじゃないからだろう。
もし自分がやるなら、整復は背側から追加しても、固定は掌側だけで終わらせたいなぁ
2. 上腕骨骨幹部骨折
午後は月曜に紹介されてきた上腕骨骨幹部骨折の患者の手術である
Valentiniが執刀でChristianが指導
内反変形癒合であり、イマイチの形なのだが、機能障害は全くなかったようなので、そのままの形で固定することとした。
前外側アプローチで展開、最初小さくきってどんどん大きくなってしまうのは世の常であるとChristianと話した。
骨折部を掻爬、髄内も掻爬し病理に提出
骨片間はワンポイントで整復し、3.5mmのラグスクリューで圧迫固定(ここはChristianがやっていた、割れちゃうと致命的だからかな)。
10穴のLCPラージで4本-4本で固定した。